自分のここ10年間を軽くまとめてみた。

長年わずらっていた持病の全国でも数少ない病院を一人で探し当てた。日本地図に針を刺して当てるような、当てずっぽのネットで調べた病院を何件も転々としてやっとのことで名医を見つけた。

 

けれど、薬の副作用で20kg近く太ってしまったので、健康体を作り上げるために、食事制限と運動で約21kgのダイエットをした。

 

通院してから数年が経ち、薬物療法に疑問を抱きはじめたので、投薬をやめて毎日の食事をネットや本で調べて、それを徹底した。

 

自分が病気と闘っているあいだに居なくなってしまった、当時心に決めていた最愛だった人を失った悲しみにも耐え抜いた。

 

 

気付けば10年近い月日が流れていた。

 

 

でも、そのおかげで人一倍孤独にも強くなったし、一人でいることが平気になった。当時はすごく辛かったけど、冷静に考えたらこの10年間に感謝をしている自分がいる。

 

 

この10年間のおかげで、本が好きになり、運動が好きになり、おまけに料理まで好きになった。少し太ってしまっても、すぐに痩せれる自信まで身についた。自分は本当に恵まれている。

 

 

学ぶことの楽しさを教えてくれたバイト先の大学生や病院のドクターにも心から感謝をしている。ほかに何か不満でもあるの?と聞かれたら、それは療養によってかけがえのない時間を失ったことと、全体的に人より出遅れていることぐらいだ。

 

 

最近はTwitterInstagramで、頑張っている10代20代のアイドルや、売れないバンドマンや、モデルなどを見て、その年頃に頑張れなかった自分をその人達に投影して、スマホ越しで応援するのがひそかな自分の楽しみになっている。

 

 

これだけ自分で悪状況を変えれたんだ。だから、次も必ず変えられる。そして、この街ともそろそろさよならをする準備をしよう。この街は大好きだけど、あまりいい思い出がない。とても夜景がキレイだけど、僕の孤独の象徴の街。孤独がギューッと詰まっているのに、なぜかキラキラと輝いている美しい街。

 

 

持病がほぼ完治した今、これからはどんどんいろんな世界を見たい。いろんな土地を見たい。いろんな事にチャレンジをしていきたい。だから、そのために準備をしよう。失った時間を取り戻す準備を。